痩せている人は太ってから鍛えたほうがいい?ガリガリが筋肉をつけるための食事を解説

「痩せている人は一度太ってから鍛えたほうが効率的」というような話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。今回はこれについての解説と、実際痩せている人がこれから鍛えるにあたって重要なことを紹介していきます。

痩せている人は太ってから鍛えたほうがいい?

結論から言うと、そんなことはありません。筋トレなどで体を鍛えたことがある人は一度は聞いたことがあるかもあ入れませんが、一度太ってから鍛えたからと言って効率的なわけではありません。

脂肪が筋肉になることはない

そもそも、この「一度太ってから鍛えたほうがいい」というのは、体の脂肪(贅肉)が筋肉になると勘違いしている人が言っていることです。筋トレして体を鍛えたからと言って脂肪が筋肉に変わることはありません。

ガリガリで痩せている方でも筋肉自体はちゃんと体についています。今はただ、その筋肉が小さいがために、ほとんど存在を感じることができないかもしれませんが、筋トレをすることで筋肉自体が成長していきます。

つまり、痩せている方が筋肉をつけるために、わざわざ脂肪をつけて太る必要はありません。

ガリガリでも筋肉はつく

上記でも説明しましたが、どんなにガリガリな人でも体を鍛えることで筋肉は成長していきます。もともと体についている筋肉は全員同じです。太っていようが痩せていようが、筋肉量は違えど同じように筋肉はついています。なのでガリガリな方でも安心して体を鍛えていただいて問題ありません。

ガリガリのほうが筋トレを継続しやすい

ガリガリな方は筋トレの効果が目に見えてわかりやすいです。筋肉というものは脂肪の下に付いていいます。なのでガリガリで体にほとんど脂肪がついていない方は、筋肉の成長が分かりやすいです。

成長を実感しやすいためモチベーションが持続し継続しやすいということです。何事も結果が出ないものは継続するのが難しいですが、筋トレは特に続かない方が多いのではないでしょうか。誰もが一度は体を変えるために何かしらのトレーニングをしたことがあるかと思いますが、実際にそれが続いた方はかなり少ないと思います。事実、ジムに入会した方うち1年後も継続されている方は全体の4%しかいないと言われています。

通常の場合、筋肉というものは非常に成長速度が遅いので、頑張っていても変化が分かりずらいです。しかし、痩せている方は、ちょっとの変化でも目に見えてわかりやすいので筋トレに向いていると言えるでしょう。

筋肉をつけるために必要な食事をとろう!

ガリガリで痩せている方は、筋トレを継続して行うことが重要ですが、それと同じぐらい食事にも気を使う必要があります。いくら頑張って筋トレをしても、体内に十分な栄養がなければ筋肉は付きません。筋トレは筋肉を破壊する行為ですので、それを修復するためには食事による栄養の摂取が必要不可欠です。

消費カロリー以上の食事を心がける

筋肉を成長させるためには、消費カロリー以上に食事をとる必要があります。一日の生活で、筋トレ以外にも、体を動かすことや、食べたものの消化吸収などで、常に体はエネルギーを消費しています。これを消費カロリーといいます。理論上、筋トレを含めた一日の消費カロリーと同じカロリーの食事をとることで筋肉は成長しますが、ぴったり合わせるのは困難ですので、多少余分に食事を摂取するようにしましょう。逆に消費カロリーよりも食べている量が少ない場合、体の脂肪や筋肉を消費してエネルギーに変換してしまうので気をつけましょう。

とはいえ、余分に食べ過ぎる必要もありません。消費カロリーを超えた分は脂肪として体に蓄えられるため、消費カロリー以上に食べ過ぎてもただただ太ってしまうだけです。自分の一日の消費カロリーをある程度把握することで、必要な食事量もはっきりしてきますので、一度現状の消費カロリーをしっかり計算してみましょう。

タンパク質と炭水化物を意識する

上記で説明した、消費カロリー<食事による摂取(摂取カロリー)は大前提となりますが、その内容も筋肉をつける上で重要になってきます。

体を鍛えている人はタンパク質をたくさん摂取しているイメージがあるかと思います。タンパク質は主に筋肉を成長させるための材料となります。人の体・筋肉自体もタンパク質(アミノ酸)で形成されているため、これを成長させるには肉や大豆などに含まれるタンパク質が不可欠です。特に肉などの動物性タンパク質は筋肉の成長に効果的です。

そして、炭水化物も筋肉を成長させるためには必須となってきます。タンパク質が必要なのは聞いたことあるけど、炭水化物も必要なのか?と思う方もいるかもしれません。炭水化物は肥満や糖尿病などの生活習慣病の原因になり、体に良くないイメージがあるかもしれませんが、それは単なる食べ過ぎによるものです。炭水化物は体を動かしたり、脳を働かせるために必要なエネルギーとなる大切な栄養素です。摂りすぎは、肥満の原因になりますが、一切摂らないというのも体に悪いです。ガリガリでこれから筋肉をつけていきたいという方は積極的に摂取した方がいいです。お米やパン、麺など炭水化物といってもたくさん種類がありますが、はじめは特に気にせず自分が食べやすいもので問題ありません。

PFCバランスを意識する

PFCバランスとは、食事の中のProtein(タンパク質)・Fat(脂質)・Carbo(炭水化物)のバランスの事です。体を変えていくにはこのPFCバランスが非常に大切です。例えば、ガリガリで筋肉をつけていきたい方は、一日の食事で2500キロカロリーとるとするならば、タンパク質 3割・脂質 2割・炭水化物 5割 のようなバランスで食事を摂ることをお勧めします。最初は、そんなのいちいち意識するのが面倒だったり、ちょっと難しいという方は、脂控え目でタンパク質と炭水化物をたくさん取るような食事であれば大丈夫です。

食事に関してはカロリーとPFCバランスにさえ意識していれば、かなり正確に管理することができますので、普段から口にしている食べ物が一体何キロカロリーなのか、PFCバランスはどうなっているのかを確認する習慣を身につけましょう。

 

まとめ

結論、ガリガリの人であっても鍛えるにあたって、一度太る必要は全くありません。消費カロリー以上に食事を摂っていれば十分です。そのうえで、食事の内容はPFCバランス 3-2-5の割合を意識していきましょう。

ほかにもガリガリな方が金に気を付けるために役立つ情報を発信しておりますので、ぜひご覧ください。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました